試合後に表情をこわばらせる本田。「何か1つアイデアが足りなかった」と、創造性の欠如を嘆く
「(アルベルト・)ザッケローニ監督は、プレーのスピードがなかったと言っていたが? 気候などの影響か」
メディアからの質問に、本田は答えた。
「条件は同じなので、それは言い訳にならないと思います。今日に限っては、攻撃的にいったものの最後にゴールを割ることができなかったのは、何か1つアイデアが足りなかった。正直にサイドからボールを上げるだけでは、中の(競り合いに)強いセンターバックに対して競り勝つのは難しい状況でした。違う形でゴールを破るというのが、今日は欠けていたと思います」
ディフェンスラインを崩す1本のパスや意外性、そしてクリエイティビティが存在しなかった。本田は前半29分に直接FKを狙うなどしたが、試合を通じて多くのチャンスを演出するには至らず。明確な決定機は、途中出場の香川真司から最終ラインの裏に走り込んだ内田篤人につながり、内田からのクロスを大久保嘉人が合わせた場面くらいだった。
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