個人データから弾き出す「2018年Jリーグ年間ベスト11」 中盤の意外な選出者は?
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シーズン16位と苦戦の磐田を支えた田口は守備面のスタッツで上位にランクインと奮闘
■MF
<ウイングバック>
ウイングバックは左に横浜F・マリノスDF山中亮輔、右に柏レイソルMF伊東純也とした。
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横浜FMはアンジェ・ポステコグルー体制の下で攻撃的サッカーを追求。“偽サイドバック”としてチームの中核を担った山中は、リーグ6位の8アシストに加え、ビッグチャンスクリエイト数も同5位の10回をマーク。スプリント回数も総数(800回)、1試合平均(25回)ともにリーグ4位で、その活躍が認められて日本代表にも初選出された。
伊東は柏で右ウイングを主戦場とし、持ち前の爆発的なスピードでサイドを疾走。10アシスト、ドリブル成功数75回ともにリーグ2位、さらに地上戦勝利数も178回で全体2位とデュエルの強さも見せつけた。
<ボランチ>
2ボランチを組むのは、ジュビロ磐田MF田口泰士と川崎MF中村憲剛だ。シーズン16位でプレーオフに回る難しいシーズンを送った田口だが、タックル数はリーグ1位の84回をマーク。インターセプト回数が同2位の78回、地上戦勝利数も同3位の162回と、守備面でチームを牽引した。
川崎のバンディエラである中村は、アシスト数こそ14位タイの6本だが、ビッグチャンスクリエイト数は16回でリーグトップ。さらにパス部門においても、キーパスで1位(96回)、成功本数で4位(2147本)、敵陣成功本数は1位(1600本)、ファイナルサードへのパス数で2位(832本)、クロス成功数も5位(60回)とトップ5にことごとく顔を出した。まさに年間MVP級の数値を叩き出したと言っていいだろう。