「縄抜けの脱出芸」 リバプールFW、4人包囲網打破の“360度回転ドリブル”に海外騒然

フィルミーノ(右)がマンU戦で華麗な個人技を披露した【写真:Getty Images】
フィルミーノ(右)がマンU戦で華麗な個人技を披露した【写真:Getty Images】

フィルミーノがユナイテッド守備陣を一網打尽にする圧巻のテクニックを披露

 リバプールは現地時間16日、プレミアリーグ第17節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、3-1と勝利を収めた。因縁の“ナショナル・ダービー”で観客を沸かせたのは、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの華麗な個人技だった。相手守備陣を一網打尽にする“360度回転突破”に英紙も「縄抜けの脱出芸」「電話ボックスほどのスペースで手玉に取った」と称賛している。

 開幕から16試合無敗(13勝3分)のリバプールだったが、ユナイテッドとの相性は悪く、直近8試合は3分5敗。2015年に就任したユルゲン・クロップ監督も一度も勝利したことがないというジンクスがあった。

 しかし、そんな苦手意識を払拭するように序盤から攻勢に出ると、前半24分にセネガル代表FWサディオ・マネが先制点を奪取。前半に一度は同点とされるも、途中出場のスイス代表MFジェルダン・シャキリが後半28分、35分に立て続けにネットを揺らし、ホームでライバルを一蹴することに成功した。

 完勝を飾ったなか、リバプールの9番を背負うフィルミーノが個人技で魅せた。1-1で迎えた後半7分、ペナルティーエリア内でルーズボールを拾うと、瞬く間に前後左右をマーカー4人に囲まれた。しかし、限られたスペースのなか細かいボールタッチで360度回転して相手を翻弄すると、そのまま間をすり抜けて右足を一閃。枠を捉えたシュートは相手GKダビド・デ・ヘアの好セーブに阻まれたが、美しいテクニックには拍手と歓声が送られた。

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