マンU、リバプール戦完敗でモウリーニョ監督も弱気 「まずは5位。その後に…」
後半2失点でリバプールにあえなく敗戦「彼らは最強のチームであることを証明した」
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間16日にプレミアリーグ第17節でリバプールと敵地で対戦し、1-3で完敗した。首位に立つ宿敵との勝ち点差は19に広がり、優勝争いは絶望的となっている。ジョゼ・モウリーニョ監督も今季の目標はトップ4入りしかない状況を認めざるを得ない深刻な状況となった。
前半を1-1で折り返したユナイテッドだが、リバプールの果敢なプレスに苦しみ、試合内容では圧倒された。すると、後半に途中投入されたスイス代表MFジェルダン・シャキリに同28分、35分と立て続けにゴールを許し、ユナイテッドはあえなく敗れ去った。
クラブ公式サイトによれば、モウリーニョ監督は試合後の記者会見で「彼らは強いチームだ。そして今日、最強のチームであることを証明した」とコメント。今季いまだ無敗(14勝3分)で首位に立つリバプールの強さに感服した様子で語った。
上位陣は勝ち点45のリバプールと同44で2位のマンチェスター・シティが、熾烈な争いを繰り広げている。同39の3位トットナム、同37で4位のチェルシーがそれにかろうじて食らいつき、その後ろに同34のアーセナルと続く。タイトル争いという意味では、同26で首位と勝ち点19差離れたユナイテッドは蚊帳の外となった。
モウリーニョ監督も目標は優勝ではなく、4位入りだとはっきりと認めている。
「4位で終えることは可能だ。それも簡単ではないが、他の歴史あるチームと同じようにトップ6で終えることは確信しているし、ベストなのは4位に入ることだ」
ここまでリーグワースト5位の29失点と守備の乱れから思うように勝ち星を拾えていないユナイテッド。モウリーニョ体制3季目もリーグタイトル獲得の道は困難を極めている。「まずは5位を目指す必要がある。その後にようやく4位を目指すことになるだろう」と指揮官も現実を見据えた。
プレミア最多13度の優勝を誇る名門も2013年にアレックス・ファーガソン元監督が退任して以降はリーグ優勝から遠のいている。“赤い悪魔”の苦悩はまだ続いていきそうだ。
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