鹿島FW安部が「デル・ピエロになる」 衝撃の“左45度豪快弾”に伊紙も思わず感嘆
後半39分、安西のパスを豪快にゴール右上隅に突き刺し、ダメ押しの3点目を奪取
2018年のJリーグベストヤングプレーヤー賞に輝いた鹿島アントラーズのFW安部裕葵が、世界の注目を集めている。現地時間15日にUAEで行われたFIFAクラブワールドカップ(W杯)準々決勝のグアダラハラ(メキシコ)戦で、ゴール左45度から華麗な一撃を決めて3-2の逆転勝利に貢献。イタリアメディアは母国のファンタジスタになぞらえ、「アベがデル・ピエロになる」と形容している。
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アジア王者の鹿島は、主力のMF三竿健斗とFW鈴木優磨を欠き、前半3分には相手の個人技に屈する形で失点する苦しい展開を強いられた。しかし、後半頭から安部がピッチに入り、流れは一気に鹿島へ。後半4分にGKクォン・スンテの低空パントキックがFWセルジーニョへのクサビになると、左サイドを走るFW土居聖真にパスがつながり一気に突破。中央への折り返しに、MF永木亮太が合わせて1-1の同点に追いつくと、同24分には土居がペナルティーエリア内で鋭い切り返しを見せるとファウルを受けてPKを奪取。これをセルジーニョがゴール左に蹴り込み、2-1と逆転に成功した。
安部が会場を沸かせたのは後半39分だった。カウンターから途中出場のMF安西幸輝のラストパスを受けると、ペナルティーエリア内左45度から右足を一閃。豪快な一撃が相手GKの横っ飛びを寄せ付けずにゴール右上隅に突き刺さり、ダメ押しの3点目を奪った。
ペルーメディア「depor.com」は「2018年クラブワールドカップのベストゴール」と報じるなど多くの称賛を浴びていたが、その反響はとどまるところを知らない。ペルー紙「ラ・レプブリカ」が「アベが壮大な一撃。カシマをファンタジー(幻想)から目覚めさせる」と報じれば、カルチョの国イタリアのメディアもすかさず反応を見せた。
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