「ボルト以上のスプリント」 元日本代表FW宮市、復活した迫力のスピードに独紙称賛

ザンクトパウリFW宮市【写真:Getty Images】
ザンクトパウリFW宮市【写真:Getty Images】

グロイター・フュルト戦で鮮烈なダイビングヘッドで追加点を奪い、今季2点目をマーク

 ドイツ2部ザンクトパウリの元日本代表FW宮市亮は、現地時間15日のリーグ第17節グロイター・フュルト戦でダイビングヘッド弾を決め、2-0の勝利に貢献した。ドイツ地元紙「ハンブルガー・アーベントブラット」は「ミヤイチがウサイン・ボルトのスタイルに」と報じている。

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 3試合連続スタメンとなった宮市は、4-2-3-1システムの右サイドハーフで出場した。1-0で迎えた後半24分、左サイドからのクロスに対し、ファーサイドから飛び込んでダイビングヘッドを敢行。ワンバウンドしたボールは、大きく弾んでゴール左隅に突き刺さった。試合は宮市の活躍もあって2-0で勝利し、ザンクトパウリが2連勝を飾った。

 相手GKが一歩も動けない豪快な今季2点目に、記事では「この日本人はウサイン・ボルト以上のスプリントを感じさせた。このウインガーが生み出すもの全てがトップスピードによって行われる。唯一ヘディングの時だけ、とてもスローリーにトップコーナーへと突き刺した」と、陸上100メートルの世界記録保持者であるウサイン・ボルトを引き合いに出し、その爆発的なスピードを称えていた。

 宮市は17年6月に右膝前十字靭帯を断裂して長期離脱を余儀なくされ、今年9月21日のリーグ第6節インゴルシュタット戦(1-0)で1年4カ月ぶりに復帰。苦しい時期を乗り越えた宮市は、鮮烈なダイビングヘッド弾で強烈なインパクトを残した。

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