インテル、ユーベ強化部から敏腕CEOの引き抜きに成功 来季の監督にコンテ氏が浮上
伊王者で辣腕を振るったマロッタ氏が加入に、ユーベ時代に招聘したコンテが監督候補に
イタリアの名門インテルは現地時間13日、ユベントスの強化部で辣腕を振るってきたジュゼッペ・マロッタ氏の正式なCEO(最高経営責任者)就任を発表し、“強化部の強化”を実行した。それにより、今後どのような動きが進むかをイタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が分析。来季からの監督交代も予想している。
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マロッタ氏は2010年にユベントスのゼネラルマネージャー(GM)に就任すると、黄金期の基礎を作った。ライバルのACミランとの契約が満了になるMFアンドレア・ピルロをゼロ円移籍で確保すると、チームの屋台骨に据えた。さらに、スイス代表DFスエファン・リヒトシュタイナーやモンテネグロ代表FWミルコ・ヴチニッチといった、費用対効果の高い選手を獲得する手腕が目立った。
今年10月にユベントスとの契約が満了になったマロッタ氏は、インテル行きが有力視されていたが、それが正式に決まった。
特集では、すでにカリアリからイタリアU-21代表MFニコロ・バレッラの獲得をマロッタ氏が提言し、冬の移籍市場での獲得を目指す方針を固めたという。それに加え、来季に向けては“マロッタ色”の強い補強戦略が予想されている。
その象徴が監督人事だ。すでにマロッタ氏の構想では、ユベントス時代に自身が招聘して一時代を築いたアントニオ・コンテ監督にインテルでも再び指揮を託すという。コンテ監督は今季のプレシーズンが始まった直後にチェルシーを解任になり、フリーではあるものの、違約金の問題で他クラブが手を出しにくい存在とされている。そのため、シーズンの切れ目で招く準備を進める方針のようだ。
加えて、今夏から獲得を目指す存在としてレアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが残る一方、ラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチとレアルのドイツ代表MFトニ・クロースの調査を予定しているという。
数十年に渡ってインテルに残るイメージは、移籍市場で獲得した選手が大金の割に活躍しない、あるいは才能がある選手を若すぎる時期に連れてきて次のクラブで開花するというものだ。ユベントスの黄金期を作り上げた敏腕CEOにより、インテルはそうしたイメージを払拭することができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)