バジャドリードを買収した“怪物”ロナウド 古巣レアルに獲得を直訴した選手は?
不遇の神童を嘆くロナウド氏がレアルのペレス会長へ1月の移籍を要請
かつてリーガ・エスパニョーラやセリエAで活躍し、9月にバジャドリードのオーナーに就任した元ブラジル代表FWロナウド氏は、1月の移籍市場開幕を前に同胞であるレアル・マドリードのブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールの獲得を模索。フロレンティーノ・ペレス会長に直接要請したものの、獲得するのは非常に難しい状況だと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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レアルは2017年5月に期待の新星としてフラメンゴからヴィニシウスを獲得。国外移籍が可能となる18歳となった今夏、ついにレアルへと加入した。その入団発表の際には、ヴィニシウスにとってレアルやブラジル代表の先輩となるロナウド氏も駆け付け、加入を祝福していた。
ただ、リーグ第15節終了時点で出場が4試合のみと厳しい状況が続いており、伸び盛りの時期に試合に出られないことを嘆く人も多い。そうした現状を踏まえて、このたびロナウド氏が動きを見せた。9月にバジャドリードの株式の51%を取得し、同クラブの経営権を手にしたが、第15節終了時点で12位につけるチームの補強として、冬の移籍市場で同胞のヴィニシウス獲得を目指したようだ。
「私はすでにフロレンティーノにヴィニシウスのことを直訴したが、契約するのは非常に難しい」とロナウド氏はヴィニシウス移籍の可能性について説明した。チームで出番を得られていない状況とはいえ、今冬の獲得実現は難しいようだ。
ロナウド氏を含め、多くのレジェンドたちから大きな期待を持たれている神童ヴィニシウス。このままレアルで出場機会を得られない不遇の状況が続いては、期待される才能も発揮できなくなってしまう。後半戦に向けて、苦境を脱することができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)