レアルMFイスコのキャプテン拒否に理由あり マルセロ困惑も真相は“クラブの伝統”
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在籍の長い選手から順に主将を務める習わしがあり、次回はカルバハルに譲るとも約束
レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコは、現地時間12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節CSKAモスクワ戦(0-3)で途中交代したブラジル代表DFマルセロからキャプテンマークの受け取りを拒否したことで話題となっている。しかし、これにはしっかりとした理由があったとスペイン紙「マルカ」が真相を報じた。
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試合はアウェーに乗り込んだCSKAがレアルを圧倒。大会三連覇中の王者相手に3得点を奪い、一方的な内容で勝利を収めた。
レアルにとっては、CLのホームゲームで最大得点差での敗戦となった。
この試合で結果とは別に注目を集めているのがイスコの行動だ。リーグ戦ではレギュラーを手にできず、パフォーマンスを批判されることも多くなってる司令塔は、後半29分にマルセロがピッチから下がるところでキャプテンマークを渡されたが、これを拒否した。
代わりにマルセロはスペイン代表DFダニ・カルバハルに腕章を託した。試合後、マルセロは「イスコにキャプテンマークを渡そうと思ったけど、彼(イスコ)がカルバハルに渡すように言ったんだ。理由は分からない」と困惑していた。
しかし、これにはしっかりと理由があったという。「マルカ」紙によれば、レアルでは伝統的に在籍の長い選手から順にキャプテンを務めることになっている。そして、イスコとカルバハルはともに2013年からレアルに在籍しているが、トップチームに上がったのはイスコが7月3日、カルバハルが5日とわずかに“先輩”ということになる。
しかし、イスコは6日の国王杯4回戦メリーリャ戦(6-1)ですでにキャプテンマークを巻いており、この時に次の機会はカルバハルに譲ると約束していた、とされている。
試合のパフォーマンスや結果については批判を免れようのないものだったが、イスコのキャプテン拒否に関しては問題となるような事実はなかったようだ。