堂安、対戦相手の“疑惑のタックル”に現地紙が読者投票 95%が「完全にレッド」判定

 フローニンゲンのMF堂安律【写真:Getty Images】
フローニンゲンのMF堂安律【写真:Getty Images】

VVVのプロムスが危険なタックルで一度は退場処分も、VAR検証を経てイエローに変更

 フローニンゲンの日本代表MF堂安律は、現地時間9日のエールディビジ第15節VVV戦で開幕15試合連続のスタメン出場。ゴールに迫る場面もあったが、ネットを揺らせずスコアレスドローに終わった。“我慢比べ”となった一戦で注目を集めたのが、堂安に対するファウルへの判定だ。相手が完全にスパイクの歯を見せる危険なタックルで堂安を倒し、一度はレッドカードで退場処分となったものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での検証を経てイエローカードに変更。地元メディアも「どうしてこれがレッドじゃない?」と読者投票を実施している。

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 衝撃の展開が待ち受けていたのは0-0で迎えた前半40分だった。

 フローニンゲンは自陣でボールをカットし、カウンターを発動。右サイドを抜け出した堂安にロングフィードが送られ、タッチライン際でワンタッチしてボールをスペースに流すと、そのまま勢いに乗ってカットインを試みた。しかし、猛スピードで突っ込んできたVVVのオランダ人DFジェロルド・プロムスがスパイク裏を見せる危険なタックルを敢行。足をかけられた堂安は、ピッチ外に投げ出されるほどだった。

 主審は迷わずレッドカードを提示。退場処分となったプロムスはキャプテンマークを同僚に渡して一度はピッチを後にしたが、VARでの確認を経て、判定はイエロカードに変わった。オランダ紙「Dagblad van het Noorden」によれば、フローニンゲンのダニー・バイス監督は「おそらくVARも今日はついていない日だったのだろう」と判定への不満を口にしたというが、同紙は「どうしてこれがレッドじゃない?」と見出しを打ち、公式サイト上で読者投票を実施している。

「あなたはどう思う? これはレッドか、イエローか?」

 この問いかけに対し、結果は「完全にレッド」が95%、「イエローでも十分に重い」が5%。記事では、「これはただの“攻撃”」「人を蹴り飛ばしてイエローとは奇妙だ」「スローモーションで見ても100%イエローに見える」と両方の意見も紹介している。

 該当シーンが収められた動画をリツイートしている堂安。大きな怪我に至らなかったのは不幸中の幸いだろう。

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