批判が集まるピルロをブッフォンが擁護 「今でも我々にとって重要な選手」

36歳で代表キャップ116試合のレジスタ

 イタリア代表150キャップを誇るGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)は、批判にさらされているMFアンドレア・ピルロの引退はまだ先になるだろうと自身の見解を明かした。
 
 ピルロについては、3日の欧州選手権予選マルタ戦(1-0)での低調なパフォーマンスに終始した後、ユベントスのジュゼッペ・マロッタGMが「どんな選手でも、自分がスパイクを脱ぐ時が来るというのを理解しなければいけない」と発言したことで話題となっていた。ピルロよりも1歳年上で現在37歳のブッフォンは、イタリア代表116キャップを持つピルロを擁護した。その言葉はFIFA公式サイト「FIFA.com」で紹介されている。
 
「どんな選手でも辞めるタイミングというのは理解しているよ。でも私がアンドレアについて聞かれたら、彼はいまだに優れた点を多く持っていると答えるね。彼は今でも我々にとって重要な選手となれる。彼はこれまでも重要な試合でプレーし続けてきた」
 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督も、ピルロに対する批判には疑問を呈している。指揮官は衛星放送局「スカイ・スポーツ」に対し、「ピルロに対して敬意を欠いた言動は非常に残念だ。彼はあらゆる点でもっとリスペクトされるべき選手だ」と、正確なパスでチームの攻撃を彩る世界屈指の司令塔への賛辞を惜しまなかった。
 代表監督、そして主将から絶賛されるピルロだが、6日の同予選ブルガリア戦では出場機会がなかった。現在、米MLSのニューヨーク・シティFCでプレーするレジスタは今後どのような起用法がなされるのか。引き続き、注目が集まりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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