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不満爆発のネイマール 2戦連続ベンチスタートが濃厚に
「ベンチにいることに慣れようと思っていない」
ブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)は、4日に行われたコスタリカとの親善試合でベンチスタートとなった。それに不満を爆発させたが、どうやら8日にアメリカのマサチューセッツ州フォックスボロで行われるアメリカ代表との親善試合でもベンチスタートが濃厚だと、英「ユーロスポーツUK」が報じている。
昨年のブラジル・ワールドカップ後に就任したドゥンガ監督から主将に任命されているネイマールだが、コスタリカ戦はベンチスタート。試合後には「ベンチにいることに自分は慣れていないし、慣れようとも思っていない」と怒りをあらわにしていた。今季序盤戦は、おたふくかぜで離脱するなどコンディションが万全でない状態でも、ベンチ要員となることは受け入れられないようだ。
一方、ドゥンガ監督はブラジル地元紙「LANCE」電子版で、アメリカ戦はコスタリカ戦と同じスターティングラインアップで望むことを示唆。「新しい選手たちに出場機会を与えることを考える必要がある。集中しなければいけないのはワールドカップ予選だ。それらの試合に向けて、ベストな方法を準備しなくてはいけない」と語っている。
南米選手権の決勝トーナメント1回戦、コロンビア戦以来の代表戦となったブラジル代表。そのコロンビア戦でのブラジル代表の攻撃陣はフレッジ、フィルミーノ、ウィリアン、ネイマールという顔ぶれだったが、コスタリカ戦に先発したのはウィリアンのみ。他には最前線にゼニトのフッキ、MFにサントスでプレーする初招集のルーカス・リマ、バイエルンで好調のドウグラス・コスタが起用されるなど、フレッシュな顔ぶれとなった。指揮官も「数日間のトレーニングしかできなかったので、完ぺきなパフォーマンスができなくても仕方がない。それでもチームの出来には満足しているよ。先発した選手たちはよくやったよ」と、高い評価を与えていた。
ネイマールは南米選手権のコロンビア戦では相手選手に頭突きをして退場処分。その後4試合の出場停止を受けたことで批判を浴びた。たった1試合のベンチスタートにも不満をもたらしたエースは、2試合連続ベンチスタートとなる屈辱に耐えることができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images