浦和が宇賀神の豪快ボレー弾で先制! 仙台との天皇杯決勝、前半1-0でACL出場権獲得へ前進
球際の攻防が激しい一戦、セットプレーを生かして先制
第98回天皇杯決勝が9日に埼玉スタジアムで開催され、浦和レッズとベガルタ仙台が激突。浦和がMF宇賀神友弥の鮮やかなダイレクトボレーで先制し、1-0でリードしてハーフタイムを迎えた。
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前身の三菱重工時代を含め12大会ぶり7回目の優勝を狙う浦和は、加入後の仙台戦で14ゴールのFW興梠慎三と、仙台戦が古巣対決となるFW武藤雄樹という準決勝で負傷交代した二人が復帰し2トップを組み、中盤の中央にも負傷交代からMF青木拓矢が復帰した。一方、鹿島戦で決勝ゴールのDFマウリシオは負傷明けの強行出場が影響したのか、決勝戦では登録メンバーから外れた。
対する初の決勝進出となった仙台は、ここまで大会3得点のFWジャーメイン良がスタメン。浦和に所属歴のあるFW石原直樹もスタメンに入り、MF矢島慎也とMF関口訓充はベンチスタートになった。
双方ともにボールが落ち着かない立ち上がり、均衡を破ったのはセットプレーだった。前半13分、浦和は右コーナーキックを短くつなぐとMF長澤和輝がゴール前へクロス。そのクリアボールをペナルティーエリアの外でセカンドボールに備えていた宇賀神が右足ダイレクトで叩いた。ドライブ回転の懸かった鮮やかなボレーシュートは、仙台ゴールに突き刺さった。
その後は双方ともに厳しい寄せの前に多くのチャンスを作れずに試合時間が経過していった。そのなかで仙台は前半26分にMF野津田岳人が左足で巻いて落とす強烈なミドルシュートで浦和ゴールを狙ったが、浦和GK西川周作のファインセーブに阻まれた。
決勝戦らしく球際のバトルの激しい一戦は、このまま1-0と浦和のリードで前半を終了。勝利したチームが今季最後の国内タイトルと、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得する。
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(FOOTBALL ZONE編集部)