ベンゲルが英リーグ監督協会の功労賞受賞 ジョークで喜び「毎週トロフィーを手に入れて…」
現在は“充電中”だが、再び監督としてピッチに戻ってくるか
昨季までアーセナルを率いたアーセン・ベンゲル氏は現在“充電中”の身だが、現地時間日にイングランドのリーグ監督協会(LMA)が選定する功労賞を受賞。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」や英公共放送「BBC」などによると、ベンゲル氏はその場でユーモアあふれるスピーチをしたという。
ベンゲル氏は22年という驚異的な長期政権を築いたが、安定した功績をLMAが高く評価。「フットボールのマネジメントにおける著しいキャリア」を称えるために、ベンゲル氏に功労賞を贈ることを決定した。フランス人指揮官は新たな勲章を手にするにあたり、自虐的なユーモアを交えている。
「私は今や競争の世界に身を置いていないが、毎週のようにトロフィーを手に入れているよ。そのことにもっと早く気付かなかったことが、なんとバカバカしく思えることか、ということだ」
この発言は、ベンゲル氏について回る“上位に食い込むが、優勝できない”というパブリックイメージを逆手に取ったものだろう。
実際、ベンゲル氏はアーセナル監督時代に3度のプレミアリーグ優勝と計7回のFAカップ制覇を成し遂げており、数多くのタイトルをもたらしている。
また、記事では「モナコ在籍時にはリーグ・アンと、クーペ・ドゥ・フランスを制覇し、名古屋グランパスエイト時代にも2度の国内カップ制覇を達成している」と、フランスや日本での業績についても素晴らしいものだったと評価している。
ベンゲル氏は69歳となったものの、今もなお指導への情熱は失っていないと伝えられている。功労賞受賞に満足せず、再びテクニカルエリアで采配を振るう姿をフットボールファンとしては見たいところだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)