世界的ビッグネームと相次ぐJリーグ参戦 お金でなく“口コミ”が日本行きを後押し?
L・ドミンゲスが日本行きを決めたのはウェズレイの“口コミ”
レアンドロ・ドミンゲス(横浜FC)が日本行きを決めたのは、同じバイーア州出身のウェズレイがJリーグと日本をしきりに称賛していたからだった。ウェズレイは名古屋、サンフレッチェ広島、大分トリニータでプレーし、L・ドミンゲスは柏レイソル、名古屋、横浜FCでプレー。二人とも途中で母国ブラジルのクラブに移籍したが、再び日本に戻ってきた。
これは噂にすぎないが、イニエスタの奥さんがビジャの奥さんに日本行きを勧めたという話もある。ヨーロッパ人にとって日本は未知の国だけに、口コミで評判が良いとかなり心理的なハードルは下がるはず。現在のJリーグは「年金リーグ」ではないが、世界的スター選手にとっては現役引退前にひと仕事する「出向リーグ」といった感じなのかもしれない。
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(西部謙司 / Kenji Nishibe)
西部謙司
にしべ・けんじ/1962年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌の編集記者を経て、2002年からフリーランスとして活動。1995年から98年までパリに在住し、欧州サッカーを中心に取材した。戦術分析に定評があり、『サッカー日本代表戦術アナライズ』(カンゼン)、『戦術リストランテ』(ソル・メディア)など著書多数。またJリーグでは長年ジェフユナイテッド千葉を追っており、ウェブマガジン『犬の生活SUPER』(https://www.targma.jp/nishibemag/)を配信している。