磐田がPO制してJ1残留! 小川&田口が殊勲弾、土壇場で4年ぶりJ2降格を回避
J1参入プレーオフ決定戦で2-0と勝利、東京Vの11年ぶりJ1昇格を阻む
J1参入プレーオフ決定戦、ジュビロ磐田対東京ヴェルディは8日、ヤマハスタジアムで行われ、東京五輪世代のエース候補FW小川航基の先制PKと、MF田口泰士の直接FKによって磐田が2-0で勝利。J1残留を決めた。
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磐田の名波浩監督は日本代表経験者のFW川又堅碁、MF中村俊輔をベンチに置き、小川を抜擢して1トップに据えた。FW大久保嘉人はシャドーの位置に入り、怪我で長期欠場していたMFアダイウトンが9カ月ぶりの実戦ながらスタメン起用という勝負に出た。
対する東京Vは昇格プレーオフ2回戦・横浜FC戦で劇的な決勝点を挙げたFWドウグラス・ヴィエイラ、そのゴールに直結するヘディングシュートを放ったGK上福元直人が先発に名を連ね、3バックでスタートした。
序盤は前線にタレントを揃える磐田が主導権を握る展開に。一方の東京Vは前半19分にヴィエイラの裏抜けからチャンスを作りかけたが、攻撃の枚数が足りず、決定機とはなり切らなかった。その2分後に磐田は大久保の浮き球パスを受けたMF山田大記がシュートを放ったものの、上福元の素早い反応によって弾かれた。
その後も磐田が押し気味の展開が続くと、試合が大きく動いたのは40分だった。スルーパスに対して抜け出た小川が、飛び出した上福元より先にボールタッチ。止めに行った上福元の手がかかって小川を倒すと、PKの判定が下る。このチャンスを小川が冷静に決めきり、1-0と大きすぎる先制点をホームチームが奪い、ハーフタイムへと入った。
東京Vのロティーナ監督は、後半開始からMF梶川諒太に代えて東京五輪世代のMF渡辺皓太、そしてキックオフ直後にはヴィエイラに代えてFWレアンドロを送り出す勝負手を打った。しかし磐田は後半2分にセットプレーから再び小川がシュートを放つなど、追加点を奪って試合を決めに行く姿勢を見せた。
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