ドルトムントで“ベンチ要員”のMFヴァイグル 今冬にローマへ期限付き移籍で“脱出”か
ファブレ体制下で定位置失い、今季リーグ戦出場はわずか3試合
ドイツ・ブンデスリーガで首位を快走するドルトムントにあって、定位置を確保できていない一人である元ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルが、今冬にローマへ期限付き移籍する可能性が浮上した。ドイツ紙「ビルト」が報じている。
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ヴァイグルは2015年に1860ミュンヘンからドルトムントに加入すると、すぐに定位置を確保し、15-16シーズンはブンデスリーガ30試合に出場。活躍が認められ、16年5月にはドイツ代表デビューも果たした。その後もコンスタントに試合に出場してきたが、今季からチームを率いるルシアン・ファブレ監督は、ブンデスリーガ13試合中、同選手を3試合でしか起用せず。大所帯となっているMF勢においてフル出場も叶わず、“ベンチ要員”となってしまっている。
23歳のヴァイグルはドルトムントと2021年まで契約を結んでいるが、こうした状況から今冬にも“脱出”を考えているようだ。「ビルト」紙の情報によれば、ローマが1年半のレンタルを考えているとのことで、同選手の新たな戦いの場はセリエAになる可能性が濃厚となっている。出場機会を増やしたいヴァイグルと、給与を切り詰めたいドルトムントと双方の利益が一致することから、冬のレンタル移籍はベストな選択と言えるだろう。
“人員過多”のドルトムントではMF香川真司、MFセバスティアン・ローデ、FWアレクサンダー・イサク、MFジェニス・ブルニッチが今冬にもクラブを離れるのではないかと言われてきた。特に香川については頻繁に退団の可能性が報じられ、一部ではスペインのセビージャが再び関心を抱いていると伝えられているが、ここにきてヴァイグルについても具体的な移籍先の名前が挙がるようになった。
ファブレ監督は折りに触れ「全員の力が必要」とコメントしてきたが、出場機会を求める選手にとってはベンチを温めながらいつ来るともない出番を待つわけにはいかない。今冬の移籍市場でヴァイグル、香川らはドルトムントを出ていく決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)