ドルトムントMFヴィツェル、ドイツ王者行き破談の理由告白 「ファビオはすぐに…」
2011年のシャルケはオファーに発展せず、17年のバイエルンもカンナバーロ監督が拒否
現在29歳のヴィツェルは、もっと早くブンデスリーガに参戦する可能性もあった。すでに2011年にはシャルケが獲得に興味を示しており、本人も「それは僕も聞いたことがあるよ」と話すが、最終的に「コンタクトはなかった」という。また、昨年獲得に乗り出していたバイエルンについても破談の経緯を明かしている。
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「当時、僕は中国でプレーして半年だった。(カルロ・)アンチェロッティ監督が、当時天津権健を率いていたファビオ・カンナバーロに移籍の問い合わせをし、僕への関心を表明したんだけど、ファビオは結構すぐに、僕を移籍させるつもりはないと断言した。それでこの話は終わりになった」
そんなヴィツェルが最終的に選んだのがドルトムントだが、これについては「正しい選択だと感じたから来たんだよ。ここで頑張り、チームの助けとなるクオリティーが自分にはあると最初から分かっていた。とは言っても、BVB(ドルトムントの略称)は僕にとってチャレンジだった。でも、ぜひやってみたいと思うチャレンジだったんだ」と、意欲を持って新天地にやってきたのだと述べた。
ドルトムントのルシアン・ファブレ監督は以前、「シュポルト・ビルト」に対し、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールを望むようなコメントを残していた。しかし、代表でアザールと同僚のヴィツェルは「ちょっと高すぎるというのがあるし、彼には全く違うプランがあるみたいだ」と、その移籍は実現しないだろうと予想。ただし、「でも、もし彼がブンデスリーガでプレーすると言うんだったら、僕には彼にBVBを選ばせるだけの根拠があるよ」と話し、その根拠とは「スタジアム、チーム、クオリティー、情熱、そしてファンだ」とし、ドルトムントにすっかり満足している様子を見せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)