浦和監督、天皇杯優勝へ前日練習公開を決断 「限界を超える力を与えてくれるのがサポーター」
準決勝・鹿島戦前日同様、「サポーターの情熱」を選手に感じさせてほしいとメッセージ
浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督は、9日の天皇杯決勝戦に向けて再び前日練習の公開を決断。準決勝の鹿島アントラーズ戦(1-0)に続き、浦和サポーターからの“熱量”を求めた。
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4日に行われた鹿島戦の前日練習には、平日にもかかわらず約350人のサポーターが83枚の横断幕とともにチームの練習場に駆け付けた。オリヴェイラ監督は7日の記者会見で、ベガルタ仙台と対戦する決勝に向けた前日練習となる8日を、当初の非公開練習の予定から公開に切り替えたことを明かし、その意図をこう語っている。
「準決勝の前日と同じく、浦和のサポーターは非常に特別な存在であり、チームに力を与えることができる。それによって、前日から試合に挑む状況を作ることができると思う。どの試合も重要であり、これをするから他の試合と重要性が違うわけではない。ただし、特別な状況というものがある。1年を通じて毎試合やっていれば選手もサポーターも疲れてしまう。この特別な状況で、特別な浦和のサポーターの熱、そして情熱を選手たちに感じさせてほしい」
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鹿島戦では、浦和サポーターも“ビジュアルサポート”と呼ぶスタンドを覆うような巨大幕だけでなく、赤、白、黒のクラブカラーに身を包んで鮮やかな三色のスタンドを作り上げた。そうした応援を力に代え、今季に残された最後のタイトルと来季AFCチャンピオンズリーグ出場権を全力で奪いに行く。
オリヴェイラ監督は「決勝というのは特殊な試合であり、様々な感情が動く。全てを出し切って勝利につなげるのが必要だ。それに勢いと力を与えるのがサポーターの存在。我々の101%の力を出して戦わなければいけない。その限界を超える力を与えてくれるのがサポーターだ」と、後押しを求めた。
これまでにも海外メディアなどで紹介されるほどに熱いサポートで名を馳せてきた浦和のサポーターに、オリヴェイラ監督は前日からの強烈な声を求めている。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)