浦和、“アジア王者”の鹿島を1-0撃破 9日の天皇杯決勝進出…埼スタで仙台と激突へ

DFマウリシオのゴールを守り切り、浦和レッズが天皇杯決勝進出!【写真:Getty Images】
DFマウリシオのゴールを守り切り、浦和レッズが天皇杯決勝進出!【写真:Getty Images】

柏木のCKからマウリシオのヘディング弾で浦和が先制

 浦和レッズが5日の天皇杯準決勝で、昨季と今季のアジア王者による激しい戦いを制し、鹿島アントラーズを1-0と下して3大会ぶりの決勝進出を決めた。

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 前日練習にオズワルド・オリヴェイラ監督の呼びかけに応えた約350人のサポーターが集結して気持ちを高めた浦和は、負傷離脱していたDFマウリシオも復帰して今季後半戦のベストメンバーを組んで臨んだ。一方の鹿島は日本代表MF三竿健斗とMFレオ・シルバが欠場し、MF永木亮太と本来はサイドバックのDF西大伍を2ボランチで起用した。

 カシマスタジアムでの一戦は立ち上がりから鹿島がペースをつかんだ。前半11分には右コーナーキックからDF山本脩斗、同19分には攻撃参加したDF内田篤人のクロスに飛び込んだ西が決定的なヘディングシュートのチャンスをつかんだが、いずれも枠内に飛ばすことができなかった。

 敵陣にボールを運べない時間が続いた浦和だが、ワンチャンスをものにした。同27分、MF柏木陽介の右コーナーキックにファーサイドでマークを外したマウリシオが打点の高いヘディングで合わせて貴重な先制ゴールを決めた。

 浦和はさらに同33分にも同じような形でDF岩波拓也がヘディングで狙ったが、これはGKクォン・スンテがファインセーブ。前半は1-0と浦和リードで折り返した。

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