大迫勇也は「ブレーメンの光」 王者バイエルン戦の奮闘を絶賛「見る価値がある」
チームは惜しくも敗戦ながら、世界最高峰の守護神ノイアーの牙城を崩して今季3点目
ブレーメンの日本代表FW大迫勇也は、現地時間1日のブンデスリーガ第13節バイエルン戦(1-2)で今季3点目を奪った。ドイツ王者、しかも世界最高峰のGKマヌエル・ノイアーの牙城を崩してのヘディング弾は海外メディアや同僚からも称えられたが、ドイツメディアも改めて「ブレーメンの光」と絶賛している。
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バイエルン戦で3試合ぶりに先発出場した大迫は左ウイングで出場。前半20分にバイエルンのドイツ代表MFセルジュ・ニャブリに先制ゴールを決められたなか、同33分に本拠地で輝きを放った。
敵陣左サイドでパスを受けた元ドイツ代表FWマックス・クルーゼは鋭い切り返しから右足でクロスを送る。中央に走りこんでいた大迫は、ドイツ代表DFニクラス・ズーレの背後を巧みに突くと、カバーに入ったドイツ代表DFジェローム・ボアテングより先に触ってヘディングシュート。相手のドイツ代表GKノイアーが前に出てシュートコースを限定し、体にボールを当てたものの、そのままゴールに吸い込まれた。
今季3ゴール目を決めた大迫は歓喜の咆哮を上げながらガッツポーズを披露。チームメイトも祝福に駆け寄り、ホームスタジアムのヴェーザーは熱気に包まれた。試合は後半5分に再びニャブリに決められて1-2と敗れたが、大迫の評価は日に日に高まっている。
ドイツ地元紙「kreiszeitung」が運営するブレーメン専門サイト「Die DeichStube」は、「彼はバイエルン戦でブレーメンの光だった」と絶賛。記事によれば、ミュンヘンのサッカーファンの間では「誰に(失点の)罪があるのか?」と多くの議論になったとし、大迫の豪快ヘディング弾を「見る価値がある」と評している。
本職のセンターフォワードとは違うサイド起用のなかで結果を残す大迫。現在9位につけるブレーメンにおいて、必要不可欠な戦力になっている。