ネイマールの“過剰演技”に元仏代表DFが苦言 「私の時代なら病院に連れて行かれてる」
ルブーフ氏は「世界最高の選手の一人」と認めつつ主張「止めるように言うべきだ」
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、ファウルを受けた際に過剰に痛がる姿がたびたび揶揄されてきた。元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏は技術の高さを認めつつ、“恥ずかしい芝居”で覚えられてしまうリスクを主張している。スペイン紙「AS」が伝えた。
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ネイマールは今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で、5試合で計14分間もファウルを受けて大袈裟に痛がる“過剰演技”をしていたことが話題に。痛がるリアクションはすぐさま世界的に流行し、ファンのみならず、サッカー少年や動物までもが真似する“ネイマールチャレンジ”として一大ブームに発展し、「大会で“最も模倣されたプレーヤー”になった」などと報じられた。
直近では、現地時間11月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のリバプール戦で、PSGは2-1で勝利したものの、ネイマールを筆頭に負傷していないにもかかわらずピッチに倒れ込む選手の回数が多すぎると、敵将のユルゲン・クロップ監督が怒りを露わにしていた。
1998年のフランスW杯優勝メンバーでもあるルブーフ氏は、「ネイマールは世界最高の選手の一人だが、このような恥ずかしい姿を見るのは……」と苦言を呈した。
「今後もこれを続ければ、彼は素晴らしい選手としてではなく、あのような芝居で覚えられてしまう。もし私がレフェリーだったら、彼にFKを与えない。なぜなら、4回に3回は演技なんだから。こういうことは言いたくないが、私のプレーしていた時代にあんな演技をしていたら、毎試合後に病院に連れて行かれていると思うよ。(サディオ・)マネ、(ロベルト・)フィルミーノ、(キリアン・)ムバッペ、(エディンソン・)カバーニが同じことをしているのは見たことがない。彼はW杯の舞台でもやっただろう。誰か止めるように彼に言うべきだ」
ネイマールのテクニックが世界トップレベルであることは周知の事実。それだけに、ルブーフ氏は、“演技”で人の記憶に残るのはもったいないと自身の見解を主張していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)