王者ユベントスがセリエA5連覇に向けて埋めきれなかった最後の1ピースとは
来年1月に30歳のエルナネスより若く優秀な司令塔獲得へ
今夏の移籍市場でトップ下の補強を最大の目的としてきたイタリア王者ユベントス。移籍登録期間の最終日の8月31日、インテルからブラジル代表MFエルナネスを補強して、遂にそのミッションを達成したかに見えたが、すでに来年1月に迎える冬の移籍市場を見越してトップ下の獲得へ動きを始めているという。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。
ユベントスはこの夏、リーグ4連覇を果たしたチームの中心的な存在だったイタリア代表MFアンドレア・ピルロ、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダル、アルゼンチン代表FWカルロス・テベスを放出した。ジュゼッペ・マロッタGMは、マッシミリアーノ・アッレグリ監督のリクエストでもあるトップ下探しに奔走。それも、「現在も実力的に優れ、4年後、5年後を見据えてチームの骨格になれる若い選手を探したい」という困難な条件を満たす人材獲得に向けて移籍市場を戦った。
うわさにあがった選手の名前と年齢を見れば、その条件をクリアするものだった。最後まで交渉を続けたドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーは21歳、同じドイツ代表MFのマリオ・ゲッツェは23歳、アッレグリ監督の獲得リスト最上位だったと言われるブラジル代表MFオスカルは23歳、スペイン代表MFイスコも23歳、トルコ代表MFハカン・チャルハノールは21歳だった。20代前半の選手にターゲットを定めて交渉に臨んだが、最終的に獲得できたエルナネスは30歳の選手だった。
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