“最強”ドルトムント、クロップ時代の直近“優勝ペース”超え! 驚異の破壊力で13戦無敗
現時点の勝率「77%」、1試合平均得点「2.85」は最後に優勝した2011-12シーズンを上回るハイペース
MF香川真司が所属するドルトムントは、現地時間1日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第13節でフライブルクに2-0で完勝し、今季10勝目を飾った。リーグ戦無敗を継続したなか、連覇を達成した2011-12シーズンの同時期と比較すると、勝ち点、勝率、平均ゴール数すべてで上回っており、ここ数年では“最強”の状態にあるという。ドイツ紙「ビルト」が報じている。
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フライブルクをホームに迎えたドルトムントは前半40分、イングランド代表MFジェイドン・サンチョが倒されて得たPKをドイツ代表FWマルコ・ロイスが落ち着いて沈め、先制点をマークする。その後は膠着状態が続いたが、後半25分にMFマリオ・ゲッツェに代わってスペイン代表FWパコ・アルカセルが入ると、その21分後にアルカセルが追加点。カウンターからロイス、サンチョとつなぐと、元ポーランド代表DFウカシュ・ピスチェクがエリア内右から決めてくださいとばかりに中央へ折り返し、アルカセルの今季10点目を演出した。
これにより、ドルトムントは13試合を終えて10勝3分で勝ち点33に。勝率は77%、1試合あたりのゴール数は2.85となった。同チームが最後に優勝したのはカリスマ指揮官ユルゲン・クロップ氏(現リバプール監督)が率いた11-12シーズンだが、当時は13試合を終えて勝ち点26、勝率は56%、1試合あたりのゴール数は1.97。今季からチームを率いるルシアン・ファブレ監督の下、ドルトムントはいずれの数字も上回っており、“優勝ペース”とも言えるテンポで歩みを続けていることが分かる。
その原動力となっているのが主将ロイスの存在だ。かつて怪我に泣かされることの多かった“ガラスの天才”は、今季ここまで全試合に出場し、ブンデスリーガでは9ゴールを挙げるなど絶好調。さらに、クロップ時代にはいなかった“スーパー・ジョーカー”ことアルカセルの存在も大きい。ブンデスリーガ8試合出場で10得点を決めている同選手は、28分で1ゴールという驚異的なペースでネットを揺らしており、優勝に向けた強力な武器となっている。
ドルトムントは次節、8日に宿敵シャルケとの「レヴィアダービー」をアウェーで戦う。昨季同時期のダービーでは、ドルトムントが4-0からまさかの4連続失点で4-4とされたが、今季は違う形で試合を終わらせることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)