元独代表FWがドルトムントでの苦悩告白 「メディアもファンも味方ではなかった」
フルハムに2年間レンタル中のシュールレ、ドルトムントで輝けなかった理由に言及
現在ドルトムントから2020年6月までの期限付き移籍で、フルハムに所属している元ドイツ代表FWアンドレ・シュールレ(28)がドルトムント時代を振り返り、厳しい時間を過ごしていたことを告白した。英サッカー情報サイト「フットボール・ロンドン」が報じている。
シュールレは2016年に、ドルトムントの歴代最高額となる3000万ユーロ(約39億円)でヴォルフスブルクから5年契約で加入。しかし、度重なる負傷の影響もありレギュラー定着を果たせず、16-17シーズンはリーグ戦15試合2得点、17-18シーズンは18試合1得点にとどまった。
そんなドルトムント時代についてシュールレは、「メディアもファンも、誰もがこんなふうに僕を見ていた。『オーケー、ドルトムントはこの選手に3000万ユーロも払ったんだ。彼に何ができるのか見てみようじゃないか』と」と、“クラブ史上最高額の男”という肩書きが常について回っていたと明かした。
そして「それから数試合で良いパフォーマンスができなかったり、怪我を負ったりした。当時、僕は6週間くらい離脱し、その後また4週間離脱した」と、なかなか期待に応えられなかった時期について振り返った。さらに「メディアは僕の味方ではなかったし、ファンも僕の味方ではなかった。彼らは僕にもっと多くを求めていた。それだけの値段だったからね」と、厳しいプレッシャーを背負っていたと口にした。
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