EURO予選の組分け決定! オランダとドイツが“再戦”、W杯王者フランスはトルコらと同組
2020年大会の予選抽選会を実施、前回王者ポルトガルはウクライナなどと対戦
2020年の欧州選手権(EURO)の予選組み合わせ抽選会が、2日にアイルランドの首都ダブリンで開かれ、C組でオランダとドイツが同居することになった。
今回のサプライズは、ロシア・ワールドカップ(W杯)の早期敗退やUEFAネーションズリーグ(NL)での不調もありドイツが第2ポットに入ったこと。55チームを5チームまたは6チームごとに10組に分けるが、今回は史上初めて本戦が欧州の12都市での分散開催になることから、組み合わせ抽選には「開催都市になる国が3チーム以上は同じ組に入らない」ことや、政治的な理由で対戦を避ける組み合わせが事前に設定されたうえでスタートした。
注目のドイツを引いてしまったのは、奇しくもNLで2部降格に追い込んだオランダで、ともにC組に入り再戦が決まった。また、D組ではスイスとデンマークというロシアW杯決勝トーナメント1回戦のリターンマッチも実現している。そして、J組ではイタリアのグループにセリエAの強豪ユベントスのMFミラレム・ピャニッチやローマのFWエディン・ジェコが主力のボスニア・ヘルツェゴビナが入る興味深い対戦も実現している。
前回王者のポルトガルはB組で、ウクライナやセルビアが同組。W杯王者のフランスはH組でアイスランドやトルコ、準優勝のクロアチアはE組でウェールズやスロバキアと対戦する。
また、この組み合わせ抽選会が開催されたアイルランドがオランダとドイツと同組になるC組のくじを引いた瞬間には悲鳴が上がったが、前述の開催都市レギュレーションによりD組へ変更。その瞬間には安堵の声が混ざるどよめきが起きる一幕もあった。そのC組には、隣国の北アイルランドが入った。
まずは各組2位以内となった合計20チームが本戦出場を決め、残りの4チームはNLの結果によるプレーオフで決定される。
決定したEURO予選の組み合わせは以下のとおり(★は本大会の開催都市)。
■グループA
イングランド★
チェコ
ブルガリア
モンテネグロ
コソボ
■グループB
ポルトガル
ウクライナ
セルビア
リトアニア
ルクセンブルク
■グループC
オランダ★
ドイツ★
北アイルランド
エストニア
ベラルーシ
■グループD
スイス
デンマーク★
アイルランド★
ジョージア
ジブラルタル
■グループE
クロアチア
ウェールズ
スロバキア
ハンガリー★
アゼルバイジャン★
■グループF
スペイン★
スウェーデン
ノルウェー
ルーマニア★
フェロー諸島
マルタ
■グループG
ポーランド
オーストリア
イスラエル
スロベニア
マケドニア
ラトビア
■グループH
フランス
アイスランド
トルコ
アルバニア
モルドバ
アンドラ
■グループI
ベルギー
ロシア★
スコットランド★
キプロス
カザフスタン
サンマリノ
■グループJ
イタリア★
ボスニア・ヘルツェゴビナ
フィンランド
ギリシャ
アルメニア
リヒテンシュタイン
(FOOTBALL ZONE編集部)