浦和DF平川忠亮が“第2の人生”で掲げた野望 「監督としてこの埼スタに戻ってきたい」
指導者を目指して新たなスタート「今までの監督の良いところも盗みたい」
今でもレギュラーで活躍するMF宇賀神友弥には、2012年のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任からほどなくして「いつまで俺が試合に出ているんだ。早く追い越せよ」と檄を飛ばしたのだという。宇賀神もまた「ポジションを争うとかそういうのではなく、器のでかさを感じた。そうやって先輩から『掛かってこい』と言われたことで火が付いた」とも振り返っている。こうやって、現チームの主軸になる選手たちに影響力を発揮してきた。
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試合後の引退セレモニーでは、セカンドキャリアのプランが指導者であることを告白。そして、「今までの監督の良いところも盗みたい。またイチからいろいろな出会いもあるだろうし、助けられながらだと思うけど、理想を作り上げて自分も楽しくやってきたい」と語り、「監督としてこの埼スタに戻ってきたい」と新たな夢を語った。
筑波大時代にユニバーシアード日本代表に入った経験はあるものの、プロ入りしてから世代別を含めて日本代表チームには縁がなかった。それでも、そのキャリアで培ってきた高いプロ意識と、30代になってから見せてきた周囲の若手への影響力は浦和の“レジェンド”と呼ぶにふさわしい。浦和が獲得してきたタイトルの全てを知る男は、プロ2年目からつけた背番号と同じ「14回」の胴上げで埼スタの空に舞い、そのリーグ戦でのキャリアを終えていった。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)