長谷部は「フランクフルトの“隠れた星”」 独紙が不動のリベロを称賛「最も重要」
リベロ起用ではリーグ戦負けなし 堅守を支える“頭脳”を同僚も高評価「超クール」
フランクフルトは現在、リーグ戦で暫定4位と好調なシーズンを送っている。リーグ3位タイの14失点という堅守を支える一人が、リベロの元日本代表MF長谷部誠だ。ドイツメディアも長谷部がハーモニーを保つキーマンだと位置づけ、「フランクフルトの“隠れた星”」と称している。
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ロシア・ワールドカップ後に日本代表引退を表明した長谷部。開幕3試合は今季就任したアディ・ヒュッター監督が、4バックを採用したこともあって出番がなかったが、3バックにシフトし始めたリーグ第4節RBライプツィヒ戦(1-1)で初スタメン。そこからチームは6勝2分1敗と右肩上がりで、暫定4位につけている。
第5節ボルシアMG戦(1-3)はボランチでの出場だったが、それ以外の8試合は全てリベロ起用。最終ラインの中央に入った際は無敗(6勝2分)をキープしている。チームも公式戦11試合負けなしで、現地時間2日の第13節では長谷部の古巣ヴォルフスブルクと対戦するが、ドイツ紙「Hessenschau」は「ハセベはハーモニーを保つ」と好調のキーマンに挙げている。
「フランクフルトの“隠れた星”。日本人は現在、フランクフルトで最も重要な男だ」
また記事では、同僚のドイツ人DFマルコ・ルスが「ハセベは超クールだ」と、ディフェンスを束ねる“頭脳”として高評価していることを紹介。3バックの左ストッパーを務める19歳のフランス人DFエバン・エヌディカを支え、成長を促している点にも触れている。
11月28日に開催されたAFC年間表彰式でも、「最優秀国際選手賞」を受賞した長谷部。34歳となり、日本代表の舞台を退いても、ピッチ内外での輝きは衰える気配がない。
(FOOTBALL ZONE編集部)