- HOME
- 今日のピックアップ記事
- 好きこそモノの上手なれ めぐが巡るスペイン育成ダイアリー Vol.1「世界最強バルサにも比肩するエスパニョールの育成組織」
好きこそモノの上手なれ めぐが巡るスペイン育成ダイアリー Vol.1「世界最強バルサにも比肩するエスパニョールの育成組織」
戦術におけるキーファクター
プレシーズン中のアプローチについては、また改めて詳しく伝えたいと思います。特に、セカンドプレー、90分間戦える力、そして対戦相手よりもフィジカルとメンタルにおいて有利な状態でいることを意識してきたと、ロベルトは言います。
私たちがスペイン指導者ライセンス最高レベルを受講していたとき、戦術の講師が「戦術とは“いつ? どこで? どうやって? なぜ?”ということだ」と言っていました。それがとても印象的でした。ロベルトも、それを重視しています。選手の“プレー理解”はサッカーのキーファクターだと思っています。年間のリーグ戦や試合を通してどのように選手たちがプレー理解を高めていくのか、チームを成長させる1つの注目ポイントとしてこれから見て行きたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
アディオス!
profile
小堺・マシア・めぐみ(こざかい・マシア・めぐみ)1988年4月8日、神奈川県生まれ。慶応義塾体育会ソッカー部女子出身で2011年よりスペイン在住。現在はスペイン女子サッカーリーグ3部のCEサバデルに所属する傍ら、指導者としてスペインサッカー指導者最高レベルを取得し、育成年代の第一監督として経験を積んでいる。その他、通訳、留学・遠征コーディネーター、スペインのサッカー会社とのプロジェクトに関わるなど、仕事はサッカーにおいて多岐にわたる。
【了】
小堺めぐみ●文 text by Megumi Kozakai
写真提供:Megumi Kozakai