マンUエースが破った「981分間の沈黙」 出場13試合ぶりのゴールで復活の狼煙

13試合ぶりとなる待望のゴールを決めたFWロメル・ルカク【写真:Getty Images】
13試合ぶりとなる待望のゴールを決めたFWロメル・ルカク【写真:Getty Images】

ルカクがサウサンプトン戦で追撃弾、9月15日のワトフォード戦以来の得点

 マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクが、13試合ぶりとなる待望のゴールを決めた。現地時間1日のサウサンプトン戦の前半33分にネットを揺らし、時間にして981分間も続いていた沈黙をついに破った。序盤に2点を先制されたユナイテッドだったが、ルカクの一撃から反撃に転じて引き分けに持ち込み、勝ち点1を獲得した。

 試合を優位に進めていたのは日本代表DF吉田麻也も先発出場していたホームのサウサンプトン。前半20分までにMFスチュアート・アームストロングとDFセドリック・ソアレスがゴールを決め、2点のリードを奪った。

 流れを引き戻したのが、悩める点取り屋のルカクだった。9月15日のワトフォード戦(2-1)を最後にゴールから遠ざかっていたエースは、FWマーカス・ラッシュフォードのラストパスを得意の左足で蹴り込み、久しぶりの得点をマークした。その6分後にはMFアンデル・エレーラにもゴールが生まれ、ユナイテッドは2-2の引き分けで敗戦を逃れた。

 UEFAチャンピオンズリーグとリーグカップも含め、出場した公式戦12試合で続いていたルカクの沈黙。データ分析会社「オプタ」によれば、時間にして981分間も続いていたという。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」の公式ツイッターは待望のゴールを受けて、「ロメル・ルカクがついにゴールを見つけた」と投稿した。

 昨季リーグ戦で16得点のルカク。このゴールをきっかけに不振から抜け出し、ゴール量産態勢に入ることはできるのか。プレミア7位と低迷する“赤い悪魔”の復活には、ルカクの爆発が欠かせないはずだ。

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