「バルセロナからのヒント」 神戸MFイニエスタ、“超絶ゴール”をスペイン紙も称賛

ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

リーグ最終節、FW古橋とのワンツーからバルセロナを彷彿させる鮮やかなゴールを炸裂

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは1日に行われたJ1リーグ第34節ベガルタ仙台戦に先発フル出場し、今季3ゴール目を決めるなど3-2の勝利に大きく貢献した。特に、チーム2点目となる追加点の“ゴラッソ”はイニエスタの祖国スペインメディアでも大きく扱われている。

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 イニエスタがワールドクラスたる所以を見せつけたのは、1-0で迎えた後半8分だった。左サイドでボールを受けてドリブルで前方に運び、左サイドに展開。そこからタイミングよくフリーランを開始し、FW古橋亨梧とのワンツーでペナルティーエリア内に抜け出すと、巻くようなキックでゴール右隅へとシュートを突き刺した。

 温厚なイニエスタがゴール裏のサポーターに渾身のガッツポーズを見せるなど、会心の一撃となったわけだが、スペイン紙「AS」でも「イニエスタ、J1リーグで超絶ゴールを決める」とのタイトルとともに動画付きでこのゴールを紹介している。

「元ブラウグラーナ(バルサの愛称)のレジェンドである、アンドレス・イニエスタ。ヴィッセル神戸のJ1最終戦で素晴らしいゴールを決めたが、そこにはバルセロナからのヒントを感じさせた」

 相手守備陣を無力化する連動性こそ、イニエスタがバルサで何度も見せてきたプレースタイルだ。“バルサ化”を目指す神戸としては、最終節で来シーズンに向けた最高のお手本を見せてもらった形とも言える。

 この日、会場のノエビアスタジアム神戸には元スペイン代表FWダビド・ビジャが訪れ、来季からの神戸加入が正式に発表された。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキに加えてバルサとスペイン代表で一時代を築いたコンビの再結成。もしこのホットラインが新たなスーペルゴラッソを生み出せば、スペインメディアを賑わす機会がさらに増えるだろう。

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