熾烈なJ1残留争いが決着 磐田が参入プレーオフ決定戦行きの16位、名古屋は“奇跡の15位”

名古屋が15位でJ1残留、磐田が参入プレーオフ決定戦行きの16位となった【写真:Getty Images】
名古屋が15位でJ1残留、磐田が参入プレーオフ決定戦行きの16位となった【写真:Getty Images】

名古屋は2点ビハインドからジョーの2発で同点に 磐田が川崎に敗れて残留決定

 J1リーグは12月1日、最終節9試合が14時に同時キックオフ。J2の勝ち上がりチームとプレーオフを戦う16位は、12位の横浜F・マリノス以下5チームに可能性があったなか、川崎フロンターレに1-2で敗れたジュビロ磐田に決まった。

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 14位湘南と16位名古屋の直接対決となった一戦は、引き分け以上で残留が決まる湘南が試合を動かす。前半19分、敵陣でボールを奪うとMF梅崎司がMF金子大毅へパス。左サイドから中央に折り返すと、ゲームキャプテンのMF菊地俊介がバランスを崩しながらダイレクトで左足で合わせ、先制ゴールを奪った。

 その後、ホームの名古屋は元ブラジル代表FWジョーを狙ったロングボールを織り交ぜながら猛攻を仕掛けるが、湘南守備陣も体を張ったディフェンスではね返す。すると、前半36分、湘南はスルーパスを受けたDF山根視来がペナルティーエリア中央で相手GKランゲラックをかわそうとするが、倒されてPKを獲得。これを梅崎が冷静に決めて、2-0とリードして前半を折り返した。

 後半、湘南は1分に右サイドを駆け上がったMF岡本拓也のクロスが中央でフリーの梅崎に渡るも、シュートをふかしてしまい追加点ならず。同9分にも相手のミスからシュートチャンスを迎えたが、DF杉岡大暉の一撃も枠を捉えられなかった。

 対する名古屋は、後半22分にジョーがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。湘南GK秋元陽太にコースを読まれながらもネットを揺らし、今季23点目で反撃の狼煙を上げた。すると、その8分後には名古屋のクロスボールがペナルティーエリア内で相手の手に当たってハンド判定。PKを再びジョーが決めて2-2に追いついた。その後も猛攻を仕掛けたが、追加点を奪えずドロー決着。湘南は勝ち点41(得失点差-5)で残留決定、名古屋は同41ながら得失点差-7で他会場の結果にゆだねられる形となった。

2018年「J1リーグ」最終順位表【画像:Football ZONE web】
2018年「J1リーグ」最終順位表【画像:Football ZONE web】

 他会場では、横浜FMはセレッソ大阪に1-2で敗れて勝ち点41(得失点差±0)、鹿島アントラーズ相手に0-0で勝ち点1を積み上げたサガン鳥栖も同41(得失点差-5)、磐田が王者に1-2で敗れて勝ち点41(得失点差-13)、湘南と名古屋を含めて5チームが並んだが、得失点差で磐田が16位となった。名古屋は他力ながら、川崎の劇的勝利によって残留を決めた。

■J1リーグ残留争い最終順位

12位 横浜FM 勝ち点 12勝5分17敗 得点56 失点56
13位 湘南 勝ち点41 10勝11分13敗 得点38 失点43
14位 鳥栖 勝ち点41 10勝11分13敗 得点29 失点34
15位 名古屋 勝ち点41 12勝5分17敗 得点52 失点59
—-プレーオフ出場—-
16位 磐田 勝ち点41 10勝11分13敗 得点35 失点48
—-J2自動降格—-
17位 柏 勝ち点39 12勝3分19敗 得点47 失点54
18位 長崎 勝ち点 30 8勝6分20敗 得点39 失点59

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