白熱のACL出場権争い 2位広島は劣勢… 札幌、鹿島が優位な状況のまま後半へ
札幌が2-1と広島にリード、鹿島は鳥栖と0-0のまま後半に突入
来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を懸けた直接対決、北海道コンサドーレ札幌対サンフレッチェ広島は札幌が2-1とリードして前半を折り返した。
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第33節終了時点、勝ち点56で2位の広島と、同54で4位の札幌。勝ったほうがACL出場権である3位以内を確定できることもあり、会場の札幌ドームは最終決戦のムードが漂った。「ミシャ」ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任1年目でクラブ史上最高位となる4位以上がすでに確定している札幌はDF福森晃斗、MF三好康児、FWジェイらがスタメンで送り出された。
一方、広島の城福浩監督は、広島時代のミシャ監督から薫陶を受けたMF森崎和幸を現役ラストゲームで先発起用。3-4-2-1システムのミラーゲームにしてキックオフを迎えた。
試合は前半3分、いきなり“ミシャ式”が炸裂する。サイドチェンジを受けた右シャドーの三好のカットインシュートがこぼれる。それをMF荒野拓馬がつないでジェイが倒れ込みながら後ろに落とすと、走り込んだMFチャナティップがダイレクトシュート。広島GK林卓人の守るゴール右隅を打ち抜き、札幌が幸先よく先制に成功した。
札幌の勢いは止まらない。同21分、福森からのロングフィードにチャナティップが抜け出す。これは一度ペナルティーエリア外に出た林が何とかクリアしたが、これを拾ったジェイがゴールから35メートルはあろうかという距離からループシュート。相手守備陣をあざ笑うかのような軌道でゴール右隅に収まるゴラッソで2-0とした。
しかし広島も前半39分に反撃。サイドからのクロスをつなぎ、馬渡和彰が追撃のゴール。2-1で折り返した。
なお勝ち点55で3位の鹿島アントラーズはサガン鳥栖戦、0-0でハーフタイムに突入。もし前半終了時点でのスコアでいけば、2~4位の順位は以下のようになる。カッコ内は得失点差。
2位:札幌 勝ち点57(2)
3位:鹿島 勝ち点56(11)
<来季ACL出場権獲得/3位以上>
4位:広島 勝ち点56(11)※得点差
(FOOTBALL ZONE編集部)