W杯優勝の仏代表MFカンテが移籍? チェルシーOBが起用法巡り「無駄」と問題指摘
今季本職ではないポジションでのプレーが続くカンテ、カスカリーノ氏が起用法に言及
過去にチェルシーなどで活躍した元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏が、今季ピッチで能力を十分に発揮し切れていないチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテについて言及。本職とは違うポジションでプレーを続けるなら、チームから移籍する可能性があると主張した。衛星放送「FOXスポーツ」が報じている。
ロシア・ワールドカップでフランス代表の一員として優勝を果たしたカンテ、最近クラブと5年契約を結んだばかりだ。しかし、先日のトットナム戦でもワイドミッドフィルダーとして起用されるなど、本職のセンターのポジションでの起用からは遠ざかっている。
このことに対してカスカリーノ氏は「多くのクラブが彼を狙っていることを知っていたから新しい契約を結んだと思うが、これは大きな問題だと思う。彼は本来のポジションでプレーしていないし、それが無駄だと感じている」とカンテの起用法について言及。「私からしたらセンターのポジションなら間違いなく世界最高の選手だと思う。だから彼と新しい契約をしたと思うのだけど、カンテがシーズンを通してそこでプレーし続けるなら、彼をそこに置くのは十分ではないと私は思っているよ」と自身の考えを明かした。
ただ、先日のトットナム戦後の会見でマウリツィオ・サッリ監督がこんな発言をしている。
「分かっていると思うが、私は中央のミッドフィルダーには非常にテクニカルなプレイヤー、つまり(イタリア代表MF)ジョルジーニョや(スペイン代表MFセスク・)ファブレガスを起用したいと思っている。私はこのポジションにカンテを入れようとは思っていない」
「シーズン終盤には、彼が慣れ親しんだポジションでもっと良い選手だということを知っているかもしれない」と語ったカスカリーノ氏だが、果たしてその思いはサッリ監督に届くのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)