カンボジア戦でエースの証明! 本田が代表30得点目の左足ミドル弾

真正面の無回転弾がGKの両手貫く

  エースが強烈な左足の一撃で重苦しい空気を打ち破った。ACミランの日本代表MF本田圭佑は2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)・アジア二次予選のカンボジア戦(埼玉スタジアム)に先発出場。
  前半28分、ペナルティエリア外で山口蛍(C大阪)のパスを受けた本田は左足を一閃。強烈なシュートは真正面を突いた。だが、カンボジアGKソウ・ヤティーは腰砕け状態に。両手を弾いてゴールネット揺らした。6月11日のキリンチャレンジカップ・イラク戦以来のゴールで、代表通算30点目。
 日本は6月W杯予選のシンガポール戦ではベストメンバーを擁し、相手を圧倒しながらスコアレスドローに終わっていた。8月の東アジアカップでも3試合で2分1敗。男女通じて日本史上初となる大会最下位で終えた。4試合勝ちなしでFIFAランク180位のカンボジア戦を迎えており、ハリルジャパンに対する風当たりは強くなっていた。
 今夏、移籍がうわさされながらも名門ミラン残留を決めた。3季連続で栄光の背番号10を背負う男は豪快な一発で日本代表に先制をもたらしたが、チームはこの一撃に続けない。ドルトムントMF香川が立て続けに決定機を外すなど、前半はシュート18本を放ったが、追加点は奪えず。前半は1-0のリードで終わった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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