バルサMFビダル、相手を“赤ちゃん扱い”のノールック技に海外称賛 「求めていた姿」
PSVのベルフバインをノールックのバックヒールでいとも簡単にかわす
バルセロナは現地時間28日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でPSVを2-1で破り、B組首位通過を決めた。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが1得点1アシストの活躍を見せたなか、今季から加入したチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルも華麗な足技で相手を翻弄。スペイン紙は「これがバルセロナが求めていた姿」と称賛している。
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試合は0-0で迎えた後半16分、メッシが相手5人に囲まれながら巧みなドリブルから先制弾を奪取。その9分後にはメッシのお膳立てからスペイン代表DFジェラール・ピケが追加点を奪った。後半37分にPSVに1点を返されたものの、敵地で2-1と勝利してグループ首位通過を決めている。
ビダルが魅せたのは前半12分だった。PSVに攻め込まれたなか、自陣でボールを奪い返し、ビダルが右サイドでパスを受ける。PSVのオランダ人FWステフェン・ベルフバインの激しいプレッシャーを受けてタッチライン際に追いやられたが、相手がカットに来た瞬間に右足裏でボールを引いてかわし、そのまま右足ヒールで背後にいたピケにノールックパスを通した。
スペイン紙「マルカ」は、このプレーを含めて中盤で安定した活躍を見せたビダルに対し、「これがバルセロナが求めていたアルトゥーロ・ビダルだ」と称賛。「彼の役割は去年のパウリーニョのようだが、より技術的なスキルがある」と、ブラジル代表MFパウリーニョ(広州恒大)を上回るテクニックを高評価した。また、チリのサッカー専門サイト「RedGol」も、「ビダルはPSV戦でストライカーを赤ちゃん扱い」と伝えている。
今季は出場したリーグ戦10試合のうち、スタメンは3回のみとレギュラーの座をつかめていないビダルだが、PSV戦のパフォーマンスをきっかけに挽回したいところだ。