セネガル代表DFクリバリ、生まれ故郷のフランスW杯優勝に言及 「後悔は全くない」
育成年代までフランス代表としてプレーし、その後両親の母国であるセネガル代表を選択
ナポリでプレーする世界屈指のセンターバック、DFカリドゥ・クリバリは育成年代でフランス代表だったが、現在はセネガル代表としてプレーしている。ロシア・ワールドカップ(W杯)では生まれ故郷のフランスが優勝を果たしたが、決断に後悔はなかったと英公共放送局「BBC」で語った。
同局では毎年、その年の最も優れたアフリカ国籍の選手を「BBCアフリカン・フットボール・オブ・ザ・イヤー」として表彰している。クリバリはその最終候補5人に選ばれている。
そんなクリバリだが、生まれはフランス。昨季まで日本代表GK川島永嗣が所属していたメスで2010年にプロデビュー。さらに20歳以下の年代まではフランス代表としてプレーしていた。
それでも最終的には両親の母国であるセネガル代表を選択し、18年ロシアW杯では日本との試合にも出場していたクリバリ。フランスの優勝を見届ける結果となったが、「フランス代表を選んでいれば良かった」というような後悔の気持ちは湧いてこなかったという。
「後悔は全くなかった。僕はセネガル・フットボールの未来についての物語を描きたいと思っているんだ。僕にはできると願っている。W杯は良い経験になった。僕はセネガルがアフリカ最高のチームの一つだと証明したかった」
クリバリはフランスとセネガルという二つの国にルーツを持っている。今やセリエA屈指のセンターバックとして評価されるようになった男は、「こうして今日まで成長することができたのは、僕が二つの文化を持っているから」と両国への強い思い入れを語っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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