W杯優勝貢献の仏代表カンテ起用法に現地注目 チェルシー監督が語る理想の“MF像”
サッリ監督、4-3-3システムのアンカーにジョルジーニョやセスクら司令塔タイプを配置
マウリツィオ・サッリ監督が就任したチェルシーでは、イタリア代表MFジョルジーニョが中盤センターに起用され、司令塔の役割を任されている。その一方で昨季まで最終ラインの前でフィルター役をこなしていたフランス代表MFエンゴロ・カンテは以前よりも攻撃的な役割を担うようになった。指揮官は「セントラルMFはジョルジーニョかファブレガス」と自身が思い描くMF像について語った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
銀行員から監督へと転身した異色のキャリアを持つサッリ監督。ナポリで発揮した手腕でチェルシーにも緻密な戦術を植え付けている。基本とする4-3-3システムでは、最終ラインの前に愛弟子ジョルジーニョや元スペイン代表MFセスク・ファブレガスという司令塔タイプを配置して攻撃の組み立ての中心に据えている。
高いボール奪取力と運動量を誇るカンテはアンカーポジションではなく、より攻撃にも絡むインサイドハーフで起用されている。レスター・シティ時代から守備で存在感を放ってきたカンテの配置転換は現地でも注目されている。
一部ではカンテをアンカーで起用すべきという声もあるなかで、サッリ監督は自身の信念を曲げることはなさそうだ。中盤の起用法について明確な基準があると強調する。
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