日本に勝機あり? 決戦前のギリシャで“内紛”が勃発

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 事件は、ブラジル北東部にあるキャンプ地・アラカジュで起こった。「ガーディアン」によると、17日の練習中、2 番のMFイオアニス・マニアティス(オリンピアコス)と3番のDFゲオルギオス・ツァベラス(PAOK)が小競り合いを始めた。

 マニアティスはフェルナンド・サントス監督に説得されても収まらず、自分の予約したアテネ行きの飛行機で帰ると激怒したと、「ガーディアン」は伝えている。ギリシャは自国の経済影響の関係で、一般客も泊まるホテルに宿泊しており、そこから情報が漏れた可能性もある。

 前日会見では複数のギリシャメディアから、サントス監督に「昨日チームで何が起こったのか?」と質問が集中。サントス監督は「そのことについては申し上げられない。私は2人と話し合って、どのように問題解決したかを知っている」と述べるに留めた。

 ソクラティス・パパスタソプロス(ドルトムント)も、このことについて聞かれると「全てのチームに起こること」と内紛があったことを認めた上で、「問題はないし、明日の試合に影響はない。ギリシャのために200%の力を出してプレーする」と語った。

 大事な決戦前に対戦相手に内紛が起こったのは、日本にとっては“朗報”といえるかもしれない。だが、衝突をきっかけにまとまることもあるだけに、決して油断してはいけない。

【了】

北 健一郎●文 text by Kenichiro Kita

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
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