バレンシアDF、“神の手未遂”で同点弾取り消しに反響 「マラドーナは信じられても…」
1点ビハインドの後半16分、ディアカビがセットプレーでネットを揺らすもハンド判定
バレンシアは現地時間27日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ(GS)第5節でユベントスに0-1で敗れ、GS敗退が決まった。後半16分、セットプレーからフランス人DFムクタール・ディアカビがネットを揺らしたが、手でコースを変えたのが発覚してゴールは取り消し。海外メディアは「マラドーナの時は信じられても…君はディアカビだ」と“神の手未遂”を報じている。
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グループH 3位のバレンシアは、このユベントス戦が決勝トーナメント進出に望みをつなぐ大一番となった。後半14分に元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチに先制点を決められた2分後だった。敵陣の左サイド深くでFKを獲得。スペイン代表MFダニエル・パレホがゴール前に高速クロスを放り込むと、ディアカビはニアサイドへ。ユベントスのイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニを背負いながら飛んだ次の瞬間、ボールのコースが変わってファーサイドのネットに突き刺さった。
バレンシアはディアカビを中心に小さく歓喜の輪が広がったが、ユベントスの選手は一斉に手を挙げてハンドをアピール。ウィリー・コルム主審もすぐさまディアカビの下に近づくと、迷わず意図的なハンドと判断してイエローカードを提示し、ゴールは取り消された。
ペルー紙「エル・コメルシオ」は、「ディアカビの喜びはハンドとともにキャンセル」と特集。「21歳のフランス人DFは手を使ってスコアした。レフェリーは彼を発見するとゴールを取り消し、イエローカードを取り出した」と報じた。また、衛星放送「FOXスポーツ」メキシコ版公式ツイッターも、「マラドーナの時は信じられても…しかし、君はディアカビだ」と“神の手ゴール”で有名な元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナになり損ねたフランス人DFにメッセージを綴った。
同点弾が幻となったバレンシアは0-1で敗れてGS敗退が決定し、なんともほろ苦い結末となった。