フェライニ疑惑の“神の手ゴール”に伊紙も糾弾 「VARがなかったおかげでしかない」
ユベントスのグループ首位が確定しなかった点も踏まえてか、伊紙もフェライニ弾に怒り
プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間27日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)H組の第5節で、ヤングボーイズに後半アディショナルタイムの決勝ゴールで勝利した。1試合を残してグループステージ突破を決めたが、イタリア紙「トゥット・スポルト」が怒りの紙面を展開している。
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0-0で推移したゲームは、試合終了間際にベルギー代表MFマルアン・フェライニが劇的な決勝ゴールを決めた。しかし、このゴールには“疑惑”が付きまとっている。
フェライニはペナルティーエリア内でヤングボーイズのスイス代表DFロリス・ベニトとマッチアップ。相手を背負いながら左足でトラップし、左へ反転してシュートを放っているが、その際に右手でボールをスペースに押し出しているようにも見える。
イタリア紙のなかでもユベントス寄りの報道が多い「トゥット・スポルト」紙は、このゴールによってユベントスの1位通過が決定しなかったこともあるのか、「ユナイテッドが突破を決めたのは、VARがなかったおかげでしかない」と、怒りの紙面を展開した。
すでにUEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長は来季からCLでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を導入することを明言している。さらに、「状況が整えば」という条件付きで今季の決勝トーナメントから導入する可能性があることを示唆した。
ユナイテッドはこの勝利で勝ち点を10に伸ばし、H組の2位以内と最終戦での1位奪取の可能性も残したが、疑惑の判定は欧州各国でも物議を呼んでいる模様だ。