イブラヒモビッチ、ミラン復帰の筋書きは? 伊紙が“乗り越えるべき二つの障害”を分析
契約期間を残すLAギャラクシーの説得と、スポンサー契約の調整は必須か
元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、今冬の移籍市場で古巣ACミランへの復帰が噂されているが、乗り越えなければいけない障害があるという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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イブラヒモビッチは米MLS(メジャーリーグサッカー)LAギャラクシーでのシーズンを終え、オフに入った。すでにミランは獲得の興味を隠さず、半年契約でのオファーを提示したとも報じられている。そうしたなかで、イブラヒモビッチ自身もミラン行きに前向きであると目されるが、乗り越えなければいけない障害が二つあるという。
まずは、契約期間を残しているギャラクシーが来季の絶対不可欠な選手としてイブラヒモビッチを認識していることだ。移籍金を積むにしても、クラブ側が頑なに「NO」の姿勢を貫いた場合には移籍が実現しない。ギャラクシーとの調整が必要になるとしている。
もう一つが、イブラヒモビッチ自身についているスポンサーの問題だという。イブラヒモビッチはリーグが定めるサラリーキャップから外れる「デザイネーティッド・プレーヤー」の枠に入っていないことから、年俸自体は150万ユーロ(約2億円)ほどと高額ではない。しかし、アメリカでプレーすることを前提にしたスポンサーから年間250万ユーロ(約3億2500万円)を受け取っていることから、その調整も不可欠なようだ。
冬の移籍市場がスタートするまで約1カ月となり、ミランの事情を考えれば1月31日に決着というようなことになるのは旨味が少ない。早期決着を目指す場合は、代理人のミノ・ライオラ氏を含めたイブラヒモビッチ側が解決しなければいけない問題をクリアする必要がある模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)