ネドベド、スコールズ、グリーズマン… 大型移籍固辞でクラブに忠誠を誓った8選手
レアルからオファーを受けるも残留決意、全25年のキャリアを一クラブに捧げる
第2位は元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ。彼もユベントスがセリエBに降格した際にクラブに忠誠を誓った一人だ。多くの選手がトップリーグでの活躍の場を求めてクラブを去るなか残留を宣言すると、23ゴールを挙げて2006-07シーズンのセリエB得点王に。1年でのセリエA復帰の立役者となった。ユベントスは1部復帰後初めてのタイトルを12年に祝っているが、デルピエロはそれを見届けてユベントスでのキャリアに幕を下ろしている。
第1位は元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティだ。サッカー史上、彼がローマに捧げたほどの愛情をクラブに示した選手は皆無と言ってもいい。トッティはローマがセリエA王者となった01年に、レアル・マドリードからオファーを得るも、少年時代からサポートしてきたローマへの残留を決意。サッカー選手としての全25年のキャリアをすべてローマで過ごした。彼こそがローマであり、ローマは彼そのもの──両者の間に割って入れるクラブは世界中どこを探してもいない。