一方で、イタリア人の比率が非常に高いチームも存在する。セリエBからの昇格組フロシオーネと、リーグの中でダークホースとの評判もあるサッスオーロは外国籍選手が6人。どちらも、約20パーセントの占有率となっている。
　昨年就任したイタリア代表のアントニオ・コンテ監督は「昔はイタリア人選手は相手を震え上がらせる存在だったが、今そのような選手はほとんどいない」と危機的状況を訴えていたが、リーグ全体として外国籍 選手が増える結果になった。
　今夏の移籍市場全体ではプレミアリーグに次ぐ金額を投資したセリエAだが、自国のタレントをリーグの中で育てていくことができるのだろうか。