アトレチコのシメオネ監督が明かす指導論 「選手を挑発し、苛立たせ、限界まで追い込む」

コーチング理論について言及 「緊張感の中に成長する意志が詰まっている」
リーガ・エスパニョーラで第13節を終えた時点で3位につけるアトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、選手たちが最善を尽くすためにはプレーヤーを苛立たせることが役立つと考えているようだ。衛星放送「FOXスポーツ」が報じた。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
シメオネ監督は11年にアトレチコの指揮官に就任すると、バルセロナやレアル・マドリードを抑えながらリーグ制覇を1度経験。その他にもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で2度の決勝進出を果たし、UEFAヨーロッパリーグでは2度の栄冠を手にしている。
そんなシメオネ監督は今回、フランス紙「フランスフットボール」のインタビューに答え、これまで長くチームを率いることができているコーチングメソッドについて自身の見解を明かした。
「サッカー選手には、我々が与える仕事が必要だと確信している。尊敬はその仕事上にあるだけで、数時間の議論の中にはないんだ。私の役割は、選手たちを挑発し、私に対して苛立たせ、限界まで追い込むことにある。なぜなら、この緊張感の中に成長する意志が詰まっているからだ」
また、シメオネ監督はコーチングに対する自身の考えを告白した。
「私は過去数年間に私たちに起こったことをすべて忘れてしまったよ。そして私は一つのことに焦点を当てているんだ。明日どうやって勝つかだ! 私の野望は選手たちを成長させることにある。私の熱意は、私に課せられた挑戦でもある。実際に監督は主にトレーナーみたいなものだ。戦術だけでなく、感情的な問題でも助けないといけないんだ」
自らの指導論を明かしたシメオネ監督。シーズン中盤戦以降、どのようなサッカーを見せてくれるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)