チーム得点王の鎌田、同僚DFが年間15得点を保証 「彼ほど冷静な男は見たことがない」
アンデルレヒト戦で早くも今季9得点目 DFデ・ノレが予言「簡単に15ゴールを奪う」
日本代表DF冨安健洋とMF鎌田大地が所属するベルギー1部のシント=トロイデンは、現地時間25日のリーグ第16節アンデルレヒト戦で4-2と勝利した。冨安が移籍後初ゴールを決めた一方、鎌田がボール一個分の隙間を射抜く超絶シュートを叩き込み、今季10試合目の出場でチーム最多の9ゴール目をマーク。同僚の21歳DFも「今季簡単に15ゴールを奪うだろう」と活躍を約束している。ベルギーメディア「voetbalnieuws」が報じた。
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冨安と鎌田が先発出場したなか、前半8分にシント=トロイデンが先制するも前半のうちに追いつかれ、後半7分に逆転される展開となった。そんな劣勢の状況下で、存在感を放ったのが日本人コンビだった。
後半17分、右CKを獲得したシント=トロイデンは、ショートコーナーからクロスを供給。シュートのこぼれ球に冨安が反応し、同点ゴールを流し込んだ。そして4分後の同21分、カウンターから相手ゴールに迫ると、ペナルティーエリア左でボールを受けた鎌田は、中央にパスを入れるような素振りを見せつつ、角度のない場所から右足を一閃。相手DF二人の足もとを射抜き、さらにニアサイドに構えていた相手GKの脇を通す圧巻の一撃を決めた。
シント=トロイデンは終了間際にも1点を追加し、最終的に4-2と勝利。鎌田は今季10試合目の出場でチーム最多の9ゴール目をマークし、得点ランキングでもリーグ4位タイと好調をキープしている。ベルギー1年目での目覚ましい活躍を、同僚も頼もしく思っているようだ。
ベルギー人DFキャスパー・デ・ノレは、ベルギーメディア「プロキシマス・スポーツ」の番組「VISTA!」に出演。チーム得点王の鎌田について、「僕は彼ほどゴールのために冷静な男は見たことがない。僕らが彼にパスを送り続ければ、今季簡単に15ゴールを奪うだろう」とさらなる爆発に太鼓判を押した。
初の海外挑戦となった昨季は、ドイツ・フランクフルトで苦しい日々を過ごしたが、レンタル移籍した今季はベルギーで充実の時を過ごしている。