浦和DF槙野、チーム練習に完全合流 脳震とうの瞬間は「映像を見ても分からない」
復帰プログラムをクリアして、27日にチーム練習でフルメニューを消化
浦和レッズの日本代表DF槙野智章が27日、チームに完全合流を果たした。日本代表の一員として出場した20日の国際親善試合キルギス戦(4-0)で脳震とうと診断されて復帰プログラムを実施していたが、晴れて“GOサイン”が出たことを明かした。
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槙野はキルギス戦でキャプテンマークを巻いて先発出場したが、後半12分にロングボールに対応しようとしたところで、相手選手とGK権田修一(サガン鳥栖)に挟まれるようにして接触。ピッチに倒れ込むと無念の負傷交代となり、試合後には日本サッカー協会の広報担当者が脳震とうであることを明かしていた。
キルギス戦後、自身のSNSには試合中の記憶がないことを投稿していたが、今でも「権田がマンツーマンからゾーンにという守備の指示を出した瞬間から先は覚えていない。映像を見ても分からない」のだという。
その後、浦和に戻って医療機関での診察を受けた結果も脳震とうとなり、国際サッカー連盟(FIFA)が定める復帰プログラムを実施。その過程で迎えた24日のJ1リーグ第33節、湘南ベルマーレ戦(1-2)は無念の欠場となっていた。
チーム練習に合流した槙野はフルメニューをこなすと、「読み上げられた5桁の数字を反対から言うという課題もあったりで大変でした」と話したが、安堵の表情を浮かべた。トレーニング中も周囲の選手に声を掛けながら、溌剌とした動きを見せていた。
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