世界的にも珍しい本田圭佑の「監督兼選手」 韓国紙も「ユニークな道」に注目
カンボジア代表で指揮を執り、中2日でメルボルン・Vの選手として決勝ゴールをマーク
本田圭佑は今季、オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーで選手としてプレーしながら、カンボジア代表のゼネラルマネージャー(GM)として実質的な指揮を執る画期的なチャレンジに挑んでいる。そんな32歳のレフティーに韓国メディアも「かなりユニークな道を進んでいる」と熱視線を送っている。
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本田は自身6カ国目となるオーストラリアに移籍した今季、メルボルン・Vの主力として5試合で3ゴール3アシストの大活躍。25日のリーグ第5節シドニーFC戦では、後半25分に獲得したPKを自ら沈め、2試合連続ゴールでチームを2-1の勝利に導いた。
シドニーFC戦を迎えるにあたっては、本田は多忙を極めた。11日にリーグ第4節セントラル・コースト・マリナーズ戦(4-1)を終えた後、AFFスズキカップに参戦するカンボジア代表に合流すべくミャンマーに移動。ミャンマー戦は1-4で敗れたものの、カンボジアに移動して行われたラオス戦は3-1で勝利し、実質的な指揮を担うGMとなってから初白星を飾った。その後、22日にオーストラリアに戻り、中2日で敵地での試合に臨んでいたのだ。
その徹底した自己管理能力に、ケビン・マスカット監督も「信じられないほど素晴らしく自己管理ができている。振る舞い、自己管理において、彼はプロ中のプロ」と賛辞を惜しまない。本田の“忙しすぎる挑戦”には韓国メディアも熱視線を送っている。
韓国紙「朝鮮日報」は、「ケイスケ・ホンダは“監督兼選手”というかなりユニークな道を進んでいる」と言及。「リーダーとしての喜びを得たホンダは、すぐにオーストラリアに移動した。選手としての役割を休むわけにはいかなかったからだ」と東南アジアからオーストラリアまで飛んだ理由について触れている。
「世界的にも珍しい監督兼選手。独自の道を歩むケイスケ・ホンダの行く末に注目が集まる」
現役選手でありながら、異国の代表チームを率いるという規格外のチャレンジを続ける本田に、日本だけでなく海外も興味津々なようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)