「六反を柔道技で投げ飛ばした」 神戸FWの蛮行に母国ブラジルメディアも驚愕

ヴィッセル神戸FWウェリントン【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸FWウェリントン【写真:Getty Images】

後半ATが19分間に及んだ前代未聞の一戦、乱闘騒動の“主役”ウェリントンは退場処分

 ヴィッセル神戸は24日、J1第33節で清水エスパルスと対戦し、3-3と引き分けた。この一戦は後半アディショナルタイムが19分間も設けられる異例の事態となり、終了間際には両チームの選手やスタッフが入り乱れる乱闘騒ぎも勃発した。とりわけ波紋を呼んでいるのは、退場処分を命じられた神戸FWウェリントンが清水GK六反勇治を投げ飛ばす蛮行に出たことだ。海外メディアも、この衝撃のワンシーンに注目している。

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 神戸は3-2のリードで後半アディショナルタイムを迎えたが、負傷者への対応などが長引いたこともあり、異例とも言える長さの時間が取られた。そうしたなか後半AT14分に与えたCKの場面、攻撃参加した相手GK六反に見事なヘディングシュートを叩き込まれ、痛恨の同点ゴールを許してしまう。

 しかし、この一戦はそれだけで終わらなかった。後半AT15分、相手MF石毛秀樹に対しFWウェリントンが体を激しくぶつけるタックルを見舞う。直後に清水ベンチと言い合いになったことをきっかけに、両チームが入り乱れる乱闘騒動に発展した。事態は一度収束したが、直後に退場処分を言い渡されたウェリントンが判定に激高。仲裁に入った六反を投げ飛ばし、スタジアムは再び騒然とした雰囲気に包まれた。

 ブラジルメディア「Torcedores」は、「イニエスタとポドルスキが土曜日の昼に“余計な仕事”を背負わされることになった」と、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの世界的スター選手二人が、日本で前代未聞の騒動に巻き込まれたことを綴ったうえで、ウェリントンの驚きの蛮行を紹介している。

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