長いAT、GK弾、乱闘騒動…Jリーグ史に残る激闘に独メディアも驚嘆「信じられない一戦」

清水GK六反(左)、神戸FWウェリントン(右)【写真:Getty Images】
清水GK六反(左)、神戸FWウェリントン(右)【写真:Getty Images】

第33節の清水対神戸戦、盛りだくさんのエキサイティングな展開に独テレビ局も反応

 24日に行われたJ1第33節、清水エスパルス対ヴィッセル神戸の一戦は両軍合わせて6得点が乱れ飛ぶ3-3の激戦だった。そのうえ、長いアディショナルタイム(AT)に、清水GK六反勇治の劇的ゴール、そして乱闘騒ぎと盛りだくさんのエキサイティングな試合となった。その渦中に神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキがいたこともあり、ドイツメディアが「信じられない一戦」と取り上げている。

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 J1残留を占うという意味でも注目の試合だったが、もはやそれどころではなかった。

 互いに点を取り合う展開で試合は退場者を一人出していた神戸が1点リードの3-2というスコアで後半ATに突入した。ATの表示は当初「4分」だったが、選手同士の接触プレーによる中断が相次ぎ、時計の針はどんどんと進んだ。そして迎えたAT14分、CKから攻め上がっていた清水GK六反がヘディングで劇的な同点ゴールを決めて同点とした。

 その後、試合は荒れ模様となってしまう。神戸FWウェリントンのタックルをきっかけに乱闘騒動が起き、ポドルスキも清水ベンチへ乗り込んで怒りを露わにするなど会場は騒然。さらに退場処分を受けて主審に抗議していた神戸FWウェリントンが、仲裁に入った六反を投げ飛ばす一幕もあった。試合は3-3で終了し、神戸は残留を決めたものの、後味の悪い幕切れとなった。

 この激戦をドイツテレビ局「シュポルト1」は「キーパーが衝撃を与えた」と六反のゴールにスポットを当てた見出しで紹介。「日本のJ1リーグで信じられないような試合だ」と驚きを持って報じた。

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